デッキ構築

【MTG・デッキ構築・ヴィンテージ】ドレッジの各種カードについて

デッキリストはこちらを参照ください。

≪Bazaar of Baghdad≫
これが無いとデッキが全く動かないので、初手にあることが必須です。当然ですが絶対にサイドアウトしません。≪血清の粉末/Serum Powder≫が4枚積まれているのもこのカードを探すために入っています。サイド後、相手がどういう手段でこのカードの対策をしてくるのかを常に意識する必要があります。破壊系は≪不毛の大地/Wasteland≫≪露天鉱床/Strip Mine≫≪耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures≫。能力禁止系は≪真髄の針/Pithing Needle≫≪選定された平和の番人/Anointed Peacekeeper≫などがあります。

≪不毛の大地/Wasteland≫≪露天鉱床/Strip Mine≫
≪不毛の大地/Wasteland≫は全てサイドに入っており、大体サイド後に4枚INします。なぜなら、対象に困ることは無いですし、割りたい特殊土地は沢山あるからです。≪The Tabernacle at Pendrell Vale≫、ミラーの≪Bazaar of Baghdad≫、≪ウルザの物語/Urza’s Saga≫≪Mishra’s Workshop≫などがメインターゲットです。もちろん、相手のデュアルランドを破壊してテンポを阻害する選択も有力です。使い方の例外として、相手が公開してきた≪別館の大長/Chancellor of the Annex≫や≪スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben≫の1マナ課税をこの土地から出たマナで払うときがあります。

≪ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll≫
ヴィンテージ制限カード。発掘6という数字がとにかく強力。あと、緑なので≪活性の力/Force of Vigor≫のピッチコストになります。1枚制限なので墓地に落ちる確率はそこまで高くありませんが、連続で発掘できた時の墓地が肥えるスピードはすさまじいです。絶対にサイドアウトしません。

≪秘蔵の縫合体/Prized Amalgam≫
青いので≪意志の力/Force of Will≫≪否定の力/Force of Negation≫のピッチコスト、黒いので≪悲嘆/Grief≫≪不快な群れ/Sickening Shoal≫のピッチコストになります。このクリーチャーを墓地から戦場に出すには≪イチョリッド/Ichorid≫か≪ナルコメーバ/Narcomoeba≫のどちらかでOKなのでサイド後もクロックとして信用できるのでサイドアウトすることは稀です。

≪臭い草のインプ/Stinkweed Imp≫
≪ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll≫に次ぐ発掘5。黒いので≪悲嘆/Grief≫≪不快な群れ/Sickening Shoal≫のピッチコストになります。ドレッジにおいて素出し性能は考慮されないので、サイドでは発掘が小さく、マナコストも少ない≪ゴルガリの凶漢/Golgari Thug≫より優先して残します。こちらもほぼサイドアウトしません。

≪悲嘆/Grief≫
先手と後手で強さがかなり変わります。もちろん先手の方が強いです。ハンデスで相手のキーカードを1枚抜ければメインはかなり有利になります。問題は手札にあるどの黒いカードをピッチコストにするかで、大体≪這い寄る恐怖/Creeping Chill≫>2枚目の≪悲嘆/Grief≫>≪ゴルガリの凶漢/Golgari Thug≫>≪臭い草のインプ/Stinkweed Imp≫>≪銀打ちのグール/Silversmote Ghoul≫>≪秘蔵の縫合体/Prized Amalgam≫であることが多いです。≪這い寄る恐怖/Creeping Chill≫は喜んでピッチコストにしますが、その他は状況によりけりという感じです。無理に≪悲嘆/Grief≫をプレイしなくてもいい状況もあります。墓地に落ちた後は≪イチョリッド/Ichorid≫のコストにしましょう。後手では全部アウトすることが多いです。

≪よろめく殻/Shambling Shell≫
緑であるので≪活性の力/Force of Vigor≫、黒であるので≪悲嘆/Grief≫≪不快な群れ/Sickening Shoal≫のピッチコストになります。発掘は最小の3ですので、あまり大きな墓地肥やしは期待できません。大体、≪活性の力/Force of Vigor≫≪悲嘆/Grief≫≪不快な群れ/Sickening Shoal≫を唱えるときはこのカードを発掘してから唱える事が多いです。ほぼ、サイドアウトしません。

≪銀打ちのグール/Silversmote Ghoul≫
一応黒いので≪悲嘆/Grief≫≪不快な群れ/Sickening Shoal≫のピッチコストになります。しかし、このカードは墓地から戦場に出すために≪這い寄る恐怖/Creeping Chill≫の誘発が必須ですので、≪秘蔵の縫合体/Prized Amalgam≫に比べて条件が少し厳しいです。サイド後の墓地対策にも引っかかりますので、サイド後はほぼ全部アウトしています。つまり、≪不快な群れ/Sickening Shoal≫のコストになることはありません。

≪ゴルガリの凶漢/Golgari Thug≫
黒いので≪悲嘆/Grief≫≪不快な群れ/Sickening Shoal≫のピッチコストになります。しかし、マナコストが2と小さいので≪不快な群れ/Sickening Shoal≫で除去できる範囲が狭く、あまり信用できません。倒せるのは≪封じ込める僧侶/Containment Priest≫≪イクスリッドの看守/Yixlid Jailer≫くらいで、サイド後発掘しか役割のないこのカードは大体サイドアウトしています。

≪意志の力/Force of Will≫≪否定の力/Force of Negation≫
ドレッジにとって大体、消す対象は同じです。消したいクリーチャーが出てくるのは主にサイド後ですし、メインに≪意志の力/Force of Will≫を打つのは、相手がこちらのエンドに動いてきたとき、≪虚ろな者/Hollow One≫をめぐる打消し合戦になった時くらいです。大体、相手のメインの強いアクションを消すことが主な目的ですのでほぼ優劣はありません。もちろん≪意志の力/Force of Will≫の方が上位ですが。相手のデッキがクリーチャー主体なら≪否定の力/Force of Negation≫をサイドアウトしています。≪意志の力/Force of Will≫はよほどのことが無い限り抜けません。

≪虚ろな者/Hollow One≫
墓地を封じられた場合の勝ち手段です。ほぼサイドアウトしません。≪Bazaar of Baghdad≫を起動すると必ず0マナになります。しかし、相手がマナ否定カードを出していると、ほとんど出なくなります。それでも出た時のバリューがすさまじく、このカード1枚で相手のライフを0にすることも結構あります。

≪活性の力/Force of Vigor≫
モダンやレガシーではほぼサイドカードなのですが、ヴィンテージでは強力なアーティファクト、エンチャントが出てくるためメインに3枚、サイドに1枚です。サイド後は特に重要で、相手の対策カードを乗り越えるために必須といってもいいです。

≪有毒の蘇生/Noxious Revival≫
0マナで打てる上、ピッチコストも不用なカードです。使い方はほぼ破壊された≪Bazaar of Baghdad≫をデッキトップに戻して再利用というのが多いですが、墓地にある有効牌をデッキに戻す動きもあります。例えば、手札に青いカードがあるときに≪意志の力/Force of Will≫≪否定の力/Force of Negation≫を戻す。黒いカードがある時に≪悲嘆/Grief≫を戻す。≪活性の力/Force of Vigor≫に関してはこのカード自体をピッチコストにすればOKです。ごく稀ですが、相手の手札が弱い時に相手が切ったフェッチランドやカウンター等を対象にして1ターン足止めしたりすることがあります。2、3回しか経験したことが無いのですが、≪最後の審判/Doomsday≫相手にドロー連鎖中に墓地の土地を戻すと、ドローが中断して勝ったことがあります。意外とトリッキーな使い方ができるカードですので、うまく使えれば負けていたはずのマッチを逆転することもできます。

≪精神的つまづき/Mental Misstep≫
強すぎて制限カード。低コストの多いヴィンテージでは対象に困ることはありません。メインでは≪Ancestral Recall≫がメインターゲットですが、サイド後は≪墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage≫≪魂標ランタン/Soul-Guide Lantern≫≪真髄の針/Pithing Needle≫等、アンチカードを1マナで打ち消せるのは大きいです。もちろん、青ピッチコストになれるもGOODです。≪虚ろな者/Hollow One≫に打たれた≪剣を鍬に/Swords to Plowshares≫を消したりもできます。サイドアウトするのはミラーの時くらいです。

≪虚空の杯/Chalice of the Void≫
各種Mox、≪ブラック・ロータス/Black Lotus≫などの0マナアーティファクト封じ。ヴィンテージ制限カード。このカードが一番強く使えるのはドレッジなんじゃないかと錯覚してしまうほど先手で出すと強いです。≪虚ろな者/Hollow One≫と≪虚空の杯/Chalice of the Void≫が両方あるときにどちらを通したいかは微妙ですが、≪虚空の杯/Chalice of the Void≫を通したくなることがあるくらい強いです。むろん、こちらは0マナのスペルが入っていないので被害はゼロです。ミラーでは腐るカードですが、ヴィンテージのデッキはほとんどMox・≪ブラック・ロータス/Black Lotus≫を搭載しているので、先手で出せればかなりアドバンテージが取れます。2ターン目以降も非常に強力ですので大体サイドアウトしません。

≪不快な群れ/Sickening Shoal≫
相手のヘイトベアーを除去するためにINします。ピッチコストにしたカードのマナコストを参照するので、倒せるのはタフネス4までです。倒したいのは≪選定された平和の番人/Anointed Peacekeeper≫≪イクスリッドの看守/Yixlid Jailer≫≪封じ込める僧侶/Containment Priest≫≪死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman≫各種イニシアチブクリーチャーといったところです。

≪精神壊しの罠/Mindbreak Trap≫
ストーム系のデッキ相手専用サイド。青いのでピッチコストにできますが、普通のデッキにはサイドインしない方が無難です。素キャストは100%不可能ですし、相手が3つ以上呪文を唱えてくるのは1ターン目くらいなので、後引きで弱すぎます。

≪虚空の力線/Leyline of the Void≫
ミラーや墓地利用系デッキ対策。相手が≪夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den≫デッキだと入れない寄りです。なぜなら、≪夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den≫はそう簡単に定着しませんし、デッキの純度が薄まるのが問題です。

≪イチョリッド/Ichorid≫
墓地から帰ってくる時に黒のクリーチャーを追放することが条件。このデッキいおいて≪The Tabernacle at Pendrell Vale≫を無視できる貴重な存在で、サイド後は特に重要なクリーチャーです。大体、≪悲嘆/Grief≫を追放コストにすることが多いですが、なければ小さな発掘コストを持ったクリーチャーを追放しましょう。

≪血清の粉末/Serum Powder≫
このカードはサイド後特に重要です。たまにサイド後不要牌が少なる点から抜く方がおられますが、ドレッジにおいてサイドアウトすることはありません。なぜなら、サイド後は相手の無駄牌がなくなりますので、カード1枚差がかなり大きくなります。よって初手の枚数を減らさずにマリガンできるこのカードの存在は非常に大きく、≪Bazaar of Baghdad≫+十分な対策の対策カードという初手を用意するためにも必須です。メインは≪Bazaar of Baghdad≫があれば他のカードはそこまで重要でないことがありますが、サイド後は他のカードの枚数も非常に重要です。

≪ナルコメーバ/Narcomoeba≫
≪秘蔵の縫合体/Prized Amalgam≫を墓地から戻すためと、青ピッチカウンターのコストになります。クロックとしては1点なので細いのですが、チャンプブロッカーとしてライフレースを有利にすることがよくあります。

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